「給与明細の健康保険と厚生年金が高くなって困ってるの」
何とかならないかと考えている
こんな悩みにお答えします。
- なぜ保険料が高くなってしまうか知りたい方
- 保険料は確認方法を知りたい方
- 結局どのようにしたら低くなるか知りたい方
ブログを書いている人
保険と税金関係について勉強中。わかったことをみんなと共有していきたいと考えている。
この記事は、健康保険料と厚生年金保険料を減らす目的で標準月額報酬表の見方だけを考えて書いています。
この記事は2021年4月に作成しています。それでは解説していきます。
健康保険料と厚生年金保険料が高くなってしまう原因
まずは、保険料が高くなる原因から
保険料が決まる4月5月6月に働きすぎて、標準月額報酬表の等級を上げてしまうからです。
もう少し詳しく説明していきます。
次に、標準月額報酬表とは
「その表って何を表すものなのかな?」
標準報酬月額表とは、社会保険料を計算するにあたって使用する区分(等級)分けられている表になります。
標準報酬月額は4月5月6月分の総支給額3ヶ月の平均に基づいて計算されます。
下記の表が、標準月額報酬表になります。(山形県)
- 標準月額報酬表は期間で分かれているので注意してください。(令和2年の場合)
- 令和2年3月分から
- 令和2年4月から8月分まで
- 令和2年9月分から
保険料を確認する場所
自身の給与明細から確認します。
「その表のどこを見るといいのかな?」
保険料の確認は、健康保険料と厚生年金保険料を見ます。
簡単な給与明細で確認していきます。
上記の画像より
- 健康保険料13,065円
- 厚生年金保険料23,790円
とわかると思います。
その金額を、全国健康保険協会(令和2年3月分(4月分納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表)から確認していきます。
すると以下のことがわかります。
- 標準報酬等級 20(17)等級
- 標準報酬月 260,000円
- 月額報酬 250,000円~270,000円
そこから、前年度の4月5月6月分の総支給額3ヶ月の平均が250,000円~270,000円の範囲にあったことが分かると思います。
確認したい年数、都道府県を選択の上ご確認ください。
保険料を低く抑える方法
「結局どうすればいいのかな?」
4月5月6月の3ヶ月分の平均を抑えればいいだけ
やるべきことは
残業をしないで等級を上げないようにする
ということになると思います。
4月5月6月にどうしても残業をしないといけない方へ
等級を上げない範囲で残業をするという方法があります。
- 3月の総支払額を確認します
- 月額報酬の範囲を確認します
- 範囲内に収める簡単な計算方法
- どうしても残業をしないといけない方へ
①給与明細でまずは総支払額の確認
給与明細で総支払額が200,000円になっています。
②月額範囲の確認
月額範囲は195,000円~210,000円の範囲だとわかります。
したがって、4月5月6月分の3ヶ月の平均総支払を195,000円~210,000円以内に収めればいいことになります。
確認したい年数、都道府県を選択の上ご確認ください。
③残業をしていい時間の範囲の簡単な計算方法
ここでは、時給800円を基準に残業時800×1.25=1,000円でわかりやすい金額で計算していきます。
- 月額範囲上限-総支払額=残業していい額
- 210,000円-200,000円=10,000円
- 残業していい時間÷残業時の賃金=残業していい時間
- 10,000円÷1,000円=10時間
- 1ヶ月あたり10時間、3ヶ月で合計30時間
④どうしても残業をしないといけない方
残業をすることで等級が1つ上がってしまう場合があります。
その場合は同じような計算で、何時間残業をしたら範囲に収まるかを考えながら賢く残業をすることをお勧めします。
まとめ
今回は、実体験をもとに健康保険料と厚生年金保険料が高くなってします原因について簡単にまとめました。
税金に関しては学校等では教えてくれず、自分で学び勉強し判断しないといけないと思います。
年々社会保険料は高くなっています。何もしないと採取される日々が続きます。
少しずつ勉強して、生きていくための知識をつけていこうと思います。
簡易的にまとめただけなので間違っているところや改定されて変更になるところも出てくると思います。
ですので、参考程度に考えしっかりと自分の考えをもち行動していかなければならないと思います。
少しでも知識をつけて人生を豊かにしていきたいです。